水換えをする時とエアレーション
 
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水換えをする時はどのような時でしょう。
水に色が付いてきたり、ガラス表面にコケが付いてきたり、水の臭いが強くなったり…
または硝酸濃度が高くなってきたり、アンモニアが強くなったりした時だと理解しています。
 
逆に考えると、色が付いてこないで、ガラス表面にコケも出ない、水の臭いもない、
硝酸濃度も高くならないで、アンモニアが見られない状況…
もっと言えば、エビが卵を産み、勝手に世帯交代し、同居魚も元気で、
水草の葉っぱも綺麗な緑を保っていて、貝が卵を産み繁殖している様なら、
何も水換えをすることは無いということが言えるのではないでしょうか。
 
 
 
『硝酸濃度とアンモニア濃度とエアレーションについて』
最終的に硝酸になるものは餌と尿中のアンモニアと餌の中の淡白質です。
それらがバクテリアの働きにより、酸素の存在下で酸化分解されて安定な硝酸態窒素になります。
酸素の存在下でのみ酸化されることから、酸素の供給量をコントロールすることで、
硝酸態窒素の発生量を制限することが可能と思われます。
もし貴方が制限をかけずにブロワーで空気を送っているなら、おそらく硝酸濃度はどんどん上昇してしまうことでしょう。
水換えで硝酸態窒素を減らすことがどれほど大変かは、当ページの硝酸態窒希釈表を見てください。
労力の割りに効果が少ない作業です。
 
 
 
★アクコロの鉄則 その1★
エアレーションはその風量調整をより厳密にすべし!!
必要な量の空気を送るようにする!多くても少なくても良くない!適量を見定めるべし!
不要な空気量は硝酸濃度を高くし、PHを下げ水槽の環境のコントロールが出来ない状況を生み出します。
空気ポンプのすべての空気を水槽に吹き込むことはナンセンスです。
エアストーンなどを利用して空気を逃がして無理なく調整が出来るようにしましょう。
 
 
★アクコロの鉄則 その2★
エアレーションは昼間より夜間に行うべし!!
昼間は植物の光合成により酸素供給が行われる一方、夜間は植物も含め呼吸するので酸素欠乏状態が発生するためと考えます。
酸素の欠乏により発生した4月の有毒ガス事件は忘れません。
水槽の中の酸素量もですがろ過タンク内の酸素欠乏が著しい場合有毒ガスの発生はありえます。
特にろ過タンク内では、水槽の水とろ材との接触機会を水流により増やすことで水中の汚れを効率よく
取り除く装置ですから、汚れの酸化分解に要求される酸素量は水槽の他の部分に比べて必然的に多くなります。
タンク内のエア環境が適正であれば、タンクからの吐出口付近の黒いコケや、
水槽ガラス面の茶色いコケの付着量は少ない状態に保たれているはずです。
ましてやガス発生による水草の枯死など起こりません。
 
 
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