「故障の原因は掃除のしすぎ?」
 
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磨耗により、インペラとセラミック軸とのガタつきが大きくなっていた。
経験してみないと見分けがつかない程度の磨耗だ。
新品と比較すれば、ガタついていることはすぐわかるだろう。
しかし、比較する対象がないと分からないくらい微妙なガタつきだと思う。
ガタつきが大きくなり、インペラと軸周りの隙間に、エアや剥離した微生物などが絡みつく。
そしてインペラの運動軸が「偏って」しまい、ケーシングに接触して摩擦熱が発生したようだ。
発見当初はひどい振動もあった。
 
インペラ部品周りの磨耗は、お店の人の話では、ひどければ半年で起きるケースもあるらしい。
このようなケースは、インペラ周りを必要以上に綺麗にする人の所に多く発生するらしい。
軸周りの汚れを落とさないほうが良いということか?
 
たしかに軸周りの汚れはある意味潤滑剤にもなると思う。
それだけでなく、軸周りにインペラの運動軸の偏りにつながるような有難くないモノが入り込むことを、軸周りの汚れが抑えているとも思える。
軸とインペラのすごく狭い隙間のことだから、そういった微妙なことが大きく影響するのだろう。
 
 
ちなみにセラミック軸とインペラの永久磁石とどちらの材質が丈夫かといえば、セラミックの方が丈夫なのではないかと思う。
証拠としてセラミックの軸周りに黒っぽい汚れが付いている。
これは磁石側の磨耗によるものだろう。
セラミック軸も表面がやや荒くなっている感じがするが、人間の感覚では「なんとなく…」の範疇を出るものではない。
顕微鏡などで見て初めて分かるレベルだと思う。
 
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