アクアミュージアム全景
 
 
 
平成17年4月1日
 
生きている以上山あり谷あり。
 
今の私は山であり谷であり少しばかりの平穏を合わせ持つ・・・。
 
人間には、何事も無く変化無く平穏でありたりと思う部分と、平穏を破り進まなければならないと思う相反する部分を、その体の内にもっているものなのだ。
 
 
 
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ここ数ヶ月努力をしたがというべきか、努力したかったが出来なかったと言うべきか、いずれにせよあまり良い手入れをしていなかった。
ここ数日でたまった汚泥やら配管のつまりやらを手入れした。
 
そういう環境にいるカメスニは、不運なカメである。
しかし、人間にはどうにもならないことというのがある。
どうしても手入れに時間を割くことが出来ないことはある。
暇が十分あったり、裕福だったりすれば十分な世話もできるだろう。
でも、現実はそうはならない。
 
少し前から気にしている硝酸値だが亜硝酸は0、硝酸は100〜250の間の値をキープしている。
その状況で、カメは、餌は普通に食べている様子。
まあいいじゃないかと半ば諦めぎみ。
 
前回、写真を載せたろ過機を組み込んでみた。
水草水槽出口から水を引いて、それを水草水槽の頭に返す形に組み込んだ。
直接には水草水槽の水をろ過する形。
 
これでアクミューに係るろ過機は3台となった。
3台目を普通に動かしてはつまらない。
それで3台目は、ろ過水流をかなり絞った運転としている。
水流を絞る事で、ろ過機内の酸素をなるべく低酸素状況におくことが出来ないかという試み。
低酸素状況からの硝酸態窒素の脱窒を期待している。
設置して1週間程度だが思った様に効果は出ていない。
 
水草水槽だが、手入れをあまりしないでいたら、緑の藻だらけの状態になってしまった。
槽に一杯の藻を取り除いた後は、あんまり水草が残っていないって状態だ。
まあ緑の藻だって、窒素除去には十分働いてくれているのだろうから、この際、贅沢は言わない。
 
そんなところへ追い討ちでアクミュー側の蛍光灯が切れてしまった。
新品の電球に取替えた。新品はやっぱり明るい。
 
で、重要なお知らせ。
 
もし、私のやっているカメ飼育は酷いと思い、より上手に飼えるからもらいたいという人が居たら差し上げますのでメールください。
現在の甲長は21cmです。
 
どのくらいで甲長が30cmになるかわからないけど遅かれ早かれそういうサイズにはなるのだと思う。
その時には水深900以上幅1500以上奥行き900以上が最低必要な水槽のサイズ。
贅沢を言わないが、生涯飼育を考えると水深1200幅2000奥行き1200くらいの水槽が最低限なんじゃないだろうか。
そして、ろ過用に水深600幅900奥行き600くらいの水槽と、それをメンテナンスできる手間と装置が、必要になるのではないかなと考える。
もっと良い環境の実現のためには、水換えも必要になる。
週に1回水槽の3分の1程度の水換えといったところだろうか。
120×200×120÷3÷1000=960。
概ね960リットル程度の水を週一で交換すればバッチリといったところか。
ちなみに水槽の水の重量は2880kg。
それに水槽と台の重量を入れれば3500kg程度が水槽の重量だろうか。
1平方メートルあたり1500kg程度の加重に耐える床があれば大丈夫。
つまり床は補強しておけってことです。
 
考えちゃうとこれは私の家では無理。資金面も場所も無理なことばかりです。
 
こんなになるカメが、易々と売られているって事自体、私にはどうしても理解不能です。
飼育できる人の資格制度と免許制度でも作れよって感じです。
それでも購入出来る人だけ飼えばってカメです。このスッポンモドキは。
 
里親に出せば大丈夫?
それで救われるカメはごくごく少数に過ぎないと思います。
「かわいい!」とか「かっこいい」とかいう一片の人間の気持ちで、すごく沢山の生き物の命が無駄に消えていくことを良しとすべきでしょうか?・・・・・。
悲しいかな、そうなっているのが現実なのでしょう。
 
先が見えないということは、人を不安定にさせます。
カメスニの将来も先が見えません。それを感じると私の心は揺らいでしまうのです。
 
しばらくぶりに更新ですが重たい話となりました。・・・・

 
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