アクコロ水草勢力図・平成15年6月現在
 
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カメスニは、昔から2箇所の居所を常にもっていました。
これは自然の中でもそうだと思います。
巣のような場所を、2箇所またはそれ以上持つという性質があるということでしょう
カメの能力からすれば、他の場所を荒らすことも容易です。
カメが水草をだめにすることは、さほど難しいことではありません。
でもカメも無闇に破壊するような行為はしないようです。
 
ここ1月ころから、赤で囲んだ右側の部分では、アンブリアの領域が減っています。
それはカメの成長により、カメが水かきで草体を傷める面積が拡大していることだと理解できます。
アンブリアの根は、茎の節から放射状に広がるタイプのようで、あまり深い根っこは張らないようです。
それゆえ、カメの水かき攻撃に根っこは、簡単に掘り起こされ後退してしまうようです。
この草体を維持するには、ある程度の大きさの障害物で、根っこを保護してやる必要があります。
逆に言えば、根さえ上手に保護すれば、成長が早く広範囲な環境に適応できるアンブリアは良いアイテムです。
 
 
ハイグロフィラも、敷き詰めるように繁殖している上をカメが這いまわります。
そうすると、葉っぱがとても痛んでしまいます。
それでも後退しないところがハイグロフィラの強さです。
カメが上に乗っても、ロタラインジカの方が、葉っぱの痛みは少ないようです。
 
ロタラインジカは、芽を切っては植え切っては植えて、だいぶ勢力を広げることに成功しました。
切った方がこの草は脇芽が出ます。茎が太いほど脇芽の出る数が多いです。
良い葉っぱの出ているものは、それを切って植え直すと、ひょろっと伸びたものより根付きも成長も良いです。
 
アナカリスは光が好く当たる場所を好みます。そうでないと葉っぱが弱るようです。
こいつの根っこは太く丈夫です。
その根っこで引っかかりそこから根付くのが特徴です。
丈夫に見える草体ですが、光の供給が不十分だと汚くなります。その辺が弱点です。
 
 
 
流木に付くコケは、光が当たると、それはそれで綺麗なものだ。風流なり。
一朝一夕に、アクコロが出来たのでないことを感じさせる。
他の草体がコケまみれになるかといえば、そんなに酷いことにもならない。
 
 
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