動かない糸状細菌の構造を見る
 
 
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対物×10 
糸状細菌の形態上の同定はその分岐状態や運動性などを見る。
この菌はほとんど真っ直ぐで、分岐は見られなかった。
水温のためか解らないが、運動もしていない。
運動の種類は概ね2種類ある。
列車のように前進後退するものと、左右に体を揺らす運動をするものだ。
一般に動きはゆっくり。

 

対物×40 
体内のうっすらと敷居上の屈折が見て取れる。
この菌とそっくりで、体内に粒状の構造物をもつ細菌もいる。
ベキアトアと呼ばれる糸状細菌は、イオウ粒を体内に持つ。
しかし、こういう構造物に常にそれがあるかどうかなどは、今の私には分からない。
この写真もそういう構造が、環境の変化で無くなっているだけとも考えられる。

 
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