コラム「天使デッキのコンセプト」
 
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怠惰大元帥は「天使デッキ」を使う。
 
 
天使デッキのライブラリーには様々な種類の天使が、綺羅、星のごとく輝いている。
天使デッキはスタンダードでは無い。エクステンデッドもちょっと妖しいかもしれない。
フォーマットにこだわらず、たくさんの天使を入れたいからだ。
 
 
    (Illus.怠惰大元帥)
 
白には天使が沢山いる。
「セラの天使」は7版で復活した。ハルマゲドンとのコンボは有名。
「万物の声」は声シリーズでは最強の天使。好きな色のプロテクションが付く。
「庇護の天使」はブロッカー。対象になるとタフネスが増える。
「世界を護るもの」は7版に再録された中堅サイズの天使。
「天罰の天使」は最新の大型天使。
「大天使」はその名の通り、巨大であり強力である。
「黎明をもたらすものレイヤ」は黒を使わずに、墓地のクリーチャーを救う。
拾うのでは無い!『救う』のである。
多色にも新しく「稲妻の天使」や「玉虫色の天使」など超強力な天使が加わった。
 
白マナしか出ない天使デッキでは、大きな天使は「ベルベイの門」を使って出す。
「ドラゴンの門」もあるが、白単の天使を出すのには使えない。
墓地から拾うのはよろしく無い。レイヤで救うのは良しとする。
しかし、決して場に出す目的で天使を墓地に捨ててはいけない。
天使を捨てねばならない場合は、苦痛に顔を歪めよう。
 
 
 
以前はカウンターと「再活性」を入れた白青黒バージョンも存在したが、今は白茶である。
やはり天使デッキに黒や墓地拾いは似合わない。入れてもせいぜい青のカウンターくらいである。
そして究極はやはり白単である。
白青黒バージョンの「ライフ100万点デッキ」もあるが、それはコラム2を読んでほしい。
 
 
 
さて天使デッキはどうプレイすれば良いのか?
それはいかにして序盤を乗り切るかである。
白単は難しいが、回れば強い。
「聖なる日」などの防御カードで守りに守る。「剣を鋤に」「解呪」で除去。
「最下層民」や「ルーンの母」「秘境の十字軍」などのプロテクションクリーチャーでブロック。
とにかく耐えに耐え、少しずつ天使を並べて行く。
平地が5枚並んだら「旗印」か「ベルベイの門」を出す。
プロテクションクリーチャーがいるので赤黒にはけっこう強い。
だがやはりカウンターでもなければキツいのだ。
 
 
とは言え「天使デッキ」は天使を場に出すのが本当の目的。
勝ち負けよりも、天使をならべてニヤニヤしよう。
だれが変態やねん。


(この後、天使デッキはスタンダードに組み直された。「栄光/JM」でプロテクションを付けて守る。)

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